黄金のマイルス・デイヴィス・クインテットがギル・エヴァンス指揮の12人のオーケストラと共演したライブアルバムです。1961年有名なニューヨークのカーネギー・ホールで録音されたものでマイルス・クインテットの充実した演奏を聴くことができます。ハンク・モブレー(ts )、ウィントン・ケリー(p)、ポール・チェンバース(b)、ジミー・コブ(ds)という最強メンバーで2年前にリリースした名盤Kind of Blue で一躍有名となったモード名曲So Whatからスタート。スタンダードナンバー含めて全7曲、イントロでのオーケストラとの共演部分を経てクインテットが脂の乗ったパフォーマンスを展開しています。マイルスの輝かしいオープン・トランペットの音色に引き込まれます。US Columbia CL 1812 mono mat 1B-1Bジャケットは経年劣化で擦れ、黄ばみがありますがしっかりしています。盤は珍しいモノラル盤でノイズは少なく良好です。元々の録音は今ひとつですがチェンバースのベースがズンズンと響くモノラルらしい太い音色でこの時期のクインテットの好調なパフォーマンスが捉えられた貴重な記録です。